私たちは、生命科学の追究を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します。
いまに伝えたい、あなたに届けたい。ヤクルトの父 代田 稔 博士の、人々の健康を願う、優しさと思いやり。
世界で、毎日2,800万人(2009年7月現在)の方々に愛飲されているヤクルト。その原点は、代田稔というひとりの医学博士の、人々の健康を願う優しさと思いやりです。
大正10年。代田が大学で医学の道を歩みはじめた当時の日本は、まだ豊かとはいえず、栄養状態の悪さから感染症で命を落とす幼い子供がたくさんいました。そんな現実に心を痛めた代田は、「予防医学」を志し微生物研究をスタート。
昭和5年、おなかのなかの悪い菌を退治し、人の健康に有益な働きをする乳酸菌 シロタ株を発見。その強化培養に成功し、腸を丈夫にすることが健康で長生きにつながるという「健腸長寿」の考え方がここから普及・浸透していったのです。
これがおなじみの「乳酸菌 シロタ株」です。
昭和10年、乳製品乳酸菌飲料「ヤクルト」は、「誰もが手に入れられる価格で」という博士の考えに基づき販売を開始。愛飲者は瞬く間に日本全国へ、やがて海外へとひろがっていきました。
私たちはこれからも、代田博士の人を想うあたたかな気持ち、生命科学への飽くなき探究心をいまに伝え、健康で楽しい毎日を、あなたとご家族の皆様にお届けしていきます。
<代田 稔(しろた みのる) 博士のプロフィール>
1899年 (明治32年) |
長野県飯田市に生まれる |
1921年 (大正10年) |
京都帝国大学に入学 |
1930年 (昭和5年) |
乳酸菌 シロタ株の強化培養に成功 |
1935年 (昭和10年) |
代田保護菌研究所のもとにヤクルトの製造・販売を開始 |
1955年 (昭和30年) |
(株)ヤクルト本社会長に就任 |
1962年 (昭和37年) |
東京都発明功労賞、科学技術庁長官賞ほか受賞 |
1982年 (昭和57年) |
82年の天寿を全うし、生涯を閉じる。 正五位、勲三等瑞宝章を賜る |