当社の、サプライチェーンである乳製品等の製造、配送、さらに卸先や最終的な消費者の皆様との連携・共存共栄を進めることで、新たなパートナーシップを構築するため、以下の項目に重点的に取り組むことを宣言します。
1.サプライチェーン全体の共存共栄と規模・系列等を超えた新たな連携
直接の取引先を通じてその先の取引先に働きかける(「Tier N」から「Tier N+1」へ)ことにより、サプライチェーン全体での効率的な業務推進に取り組むとともに、既存の取引関係や新たな取引先との連携により、共存共栄の構築を目指します。その際、災害時等の事業継続や働き方改革の観点から、取引先のテレワーク導入やBCP(事業継続計画)策定の助言等の支援も進めます。
(個別項目)
○サプライチェーン全体の情報共有・可視化による業務効率化を行う。
2.「振興基準」の遵守
親事業者と委託事業者との望ましい取引慣行(下請中小企業振興法に基づく「振興基準」)を遵守し、取引先とのパートナーシップ構築の妨げとなる取引慣行や商慣行の是正に積極的に取り組みます。
- 価格決定方法
不合理な委託対価低減要請を行いません。取引対価の決定に当たっては、委託事業者から協議の申入れがあった場合には協議に応じ、労務費上昇分の影響を考慮するなど委託事業者の適正な利益を含むよう、十分に協議します。取引対価の決定を含め契約に当たっては、親事業者は契約条件の書面等による明示・交付を行います。 - 手形などの支払条件
委託代金は現金で支払います。また、支払サイトを60日以内とするよう努めます。 - コンプライアンスの徹底
契約書のひな型に基づいて取引を行い、取引上の立場を利用した契約は求めません。 - 働き方改革等に伴うしわ寄せ
取引先も働き方改革に対応できるよう、委託事業者に対して、適正なコスト負担を伴わない短納期発注や急な仕様変更を行いません。災害時等においては、委託事業者に取引上一方的な負担を押し付けないように、また、事業再開時等には、できる限り取引関係の継続等に配慮します。
3.その他(任意記載)
○取引先には不当・不合理な依頼をせず、取引価格についてはデータ(相場)等に基づき合理的に依頼・交渉します。
両毛ヤクルト販売株式会社 代表取締役社長 相馬 稔